2008年7月 3日 (木)

Item185 ブリティッシュな雑貨その2

Mantleclock 客間にしている和室には大きな壁掛け時計があります。祖父が旅館をしていたころに使っていたものですが、今でもネジさえ巻けば、ちゃんと使えます。でも、それがなかなか面倒で、別に置き時計を買ってしまいました。アンティークショップなどでよく見かけるスミス社のチャールストン・マントルクロックの復刻版です。これなら単3電池1個で動いてくれるし、秒針がないので音も静か。自動車や航空機の部品の製造でも有名なスミス社ですが、時計の製造は、戦後、スイス製や日本製の時計に押されて打ち切られたそうで、それを聞くと複雑な気持ちがしますが、美しい形のこの時計が復活してくれたことはうれしいものです。母が使っていたブリキの衣装箱の上に藍染めのバースデーキルトを敷いて、その上にこの時計と、旅館で使っていた内線電話機を並べて置いたら、いい感じになりました。

Pictureframe 初めてイギリスの一般家庭のお宅を訪ねたとき、家具の上に写真立てやクリスマスカードなどがたくさん飾られているのを見て、新鮮な驚きを感じたものでした。自分の部屋もあんなふうにしてみたいと、留学中は写真立てをたくさん買い込んで並べていました。あれはみんなどこへ行ってしまったのか、部屋に今あるのは2つだけ。前の職場の先輩からいただいたリバティのものと、親戚から引き出物でもらったウェッジウッドのもの。どちらもたまたまイギリス製で、うれしかったのを覚えています。今度はなくさないように大切にしなくては。

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2008年7月 2日 (水)

Item184 ブリティッシュな雑貨その1

Magazinerack 10年近く前、テニススクールで知り合いになった方が、結婚祝いをくださるというので、マガジンラックをお願いしたら、こんな素敵なのを贈ってくださいました。とくにイギリスが好きと伝えたわけでもないのに、包みを開けてみると、"made in England"の文字。籐とアイアンの組み合わせも綺麗です。ちょうどほかにも籐とアイアンのラックを持っていたので、インテリアの雰囲気を統一できて、うれしくなったものです。あれから10年の時を経て、籐がいい色に変化して、ますます素敵。中に入っている雑誌が実用的なものばかりなので、マガジンラックに合うような、もっとおしゃれなものにしなくてはと思ってはいるのですが。

Shoehorn トアロード沿いに昔からある河南工芸社さんは、私の大好きなお店のひとつ。ヨーロッパの上品なインテリア雑貨や家具が所狭しと並んでいます。ある日、いつものようにふらりと訪れたときに、エリザベス女王の顔がついた珍しい靴べらを見つけました。わっ、イギリス!と思い、すぐに買って帰ったものの、よく考えると、なんだか女王をあしげにするみたいで恐れ多くて使えません。主人は、そんなことは何も思わずに平気で使っていますが。まあ、足に直接当たる部分ではないので、いいかなと思って見ています。

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2008年7月 1日 (火)

Item183 ティータイム

Ueda_a Ueda_b 料理研究家の上田悦子さんが経営されているケーキショップ<ティータイム>さんへ行ってきました。阪急六甲の閑静な住宅地にあるこのお店は、扉を開けたとたんに、おいしそうな甘い香りに包まれます。ロールケーキにシフォンケーキ、シュークリーム、バームクーヘン、タルト、バターケーキ、クッキーなどなど、そのお菓子の種類の多さにびっくり。お店で使っている食材や、上田悦子さんお勧めの道具やご著書も置いてありました。どれを買おうかクラクラしてしまいましたが、今回はとりあえずショートブレッドとチェダーチーズのスコーンを。ショートブレッドはほろほろと柔らかな歯触りで、優しいお味。ラッピングがまた素敵です。スコーンも甘さ控えめの優しいお味で、チーズとの相性がぴったり。クロテッドクリームなしでも、おいしくいただけました。うん、このお店のファンが多いというのも納得です。上田悦子さんがご自宅で開かれているお菓子教室も人気だとか。そういえば、妹の佐藤よし子さんが御影で経営されているフィニッシングスクールも素敵でした(Item108でご紹介)。ご姉妹ともに英国の紅茶やお菓子に関係のあるお仕事をされているなんて、憧れてしまいますね。

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2008年6月13日 (金)

Item182 トライフル

Trifle イギリスの家庭でよく食べられているお菓子に、トライフルというものがあります。トライフルとは「ありふれたもの」とか「ありあわせ」という意味で、その名前のとおり、家にある材料をささっと合わせて作れる手軽なお菓子です。シェリー酒を染み込ませたスポンジケーキに、フルーツ、カスタードクリーム、生クリームを層状に重ねるのが一般的な作り方ということですが、先日は、これをアレンジしたトライフルのロールケーキに出会いました。よく耳にするのは<パティスリー キハチ>さんのトライフルロールですが、私が見つけたのは、西元町にある<エトワール・ドゥ・神戸>さんのもの。このお店はケーキだけでなく焼き菓子やチョコレートもおいしいので、時折おつかいものを買いに行くのですが、そのときにトライフルのロールケーキをたまたま見つけて、自分用に買ってしまいました。切り分けてローラ・アシュレイのガラスの皿にのせてみたら、涼しげで夏のデザートにも合いそう。さっぱりクリームの中にはイチゴ、キウイ、パイナップル、ラズベリー、洋ナシ、ブルーベリーなどフルーツがいっぱい。何切れでも食べられそうなおいしさでした。一般的なトライフルの、ぺちゃっとしたスポンジが好きでないという方にもお勧めです。穴場的存在のこのお店のことは、本当はあまりお教えしたくなかったのですけどね(^^)。

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2008年6月12日 (木)

Item181 パンクの精神

Herbie 神戸の栄町で開かれているハービー・山口氏の写真展「The Big Love」に行ってきました。ハービー氏といえばパンク・ロック。パンクが全盛だった1970年代から80年代をロンドンで過ごした氏は、ロッカーたちの素顔を生き生きととらえ、高い評価を受けました。今回の写真展は、音楽やファッションで自己表現して現状を打破しようというロッカーたちの姿を見て、現代の日本人にも元気や希望を取り戻してもらえればという思いをこめて、過去の作品を再セレクションしたとのこと。ハービー氏が地下鉄で出会って会話を交わし、大きな影響を受けたというザ・クラッシュのジョン・ストラマーのポートレートも、もちろんありました。私も、パンクを含めてブリティッシュ・ロックを聴いて育った年代。ハービー氏の作品を見ていると、あのころの勢いや熱さがよみがえってくる気がしました。このほか今回の写真展では、リージェント・パークでホッケーをしている女子学生たちの写真など、心がほっと和む、当時のロンドンの風景も見られます。ポストカードも購入してきましたので、そちらはGalleryのコーナーでご覧ください。会場となっている<TANTO TEMPO>さんは、5月にオープンしたばかりのフォト・ギャラリー。併設されているライブラリー・カフェでは写真集やコーヒーなどが楽しめるようになっていて、どこを取ってもスタイリッシュな空間。ハービー氏の写真展は7月6日まで開催されていますので、栄町散策の際にはぜひ立ち寄ってみてください。

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2008年6月11日 (水)

Item180 かわいいイギリス

Triton 神戸の北野坂にある<TRITON CAFE>さんで、イギリスのかわいいものを集めた展示会が開かれるというので、さっそく初日に行ってきました。この展示会は、雑貨の書籍などでご活躍中のカメラマン大段まちこさんとインテリア・スタイリスト堀江直子さんのおふたりが書かれた『かわいいイギリスの雑貨と町』(ピエ・ブックス)の発刊を記念してのもの。TRITON CAFEさんはいつも人気のお店ですが、この日は開店と同時に「イギリス好き」らしき人々が集まって、にぎわっていました。壁には『かわいいイギリスの……』に掲載されていた写真の数々が貼られ、その下に置かれた展示台にはおふたりがイギリスで買いつけてこられた雑貨が並べられていて、もうたまりません! イギリスの家庭で定番の素朴な形をしたティーポットや、キューガーデンやテートギャラリーなどのグッズ、エコバッグ、キッチン用品などなど。その中で私が買ったのはTetleyの紅茶。イギリスにいたときには、安くて手軽なこの紅茶をよく飲んだので、懐かしくて。ティーバッグの形が日本と違ってラウンド型で、それがまたかわいいのです。ポストカードも買ってきましたが、そちらはGalleryのコーナーでご紹介しています。あと、惜しかったのはチーズナイフ。刃物の町シェフィールド製で、チーズを切ったり離したり刺したりできるよう刃の形が工夫されていて、ハンドルが白でかわいかったのです。初日は買わずに帰ってきたのですが、やっぱり欲しくなって昨日行ってみたら、もう売れてしまっていました。こういうものは、見つけたときに買っておかないとダメですね。ああ、残念。展示会は17日まで開かれているそうなので、興味がおありの方は、ぜひ行ってみてください。

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2008年5月25日 (日)

Item179 幻のアイルランド……

Takashima_3 Takashima_1 滋賀の高島にはアイルランド交流館というものがあると、ガイドブックで紹介されていました。司馬遼太郎氏が「街道をゆく」で高島を起点とし、アイルランドを終点としたことから、両地は交流を続けており、それを記念して造られた<たかしまアイルランド交流館 びれっじ>には、アイルランドの特産品を展示・販売するアイルランド館や、アイリッシュ・パブなどがあるとのことでした。そして、その近くにはガリバー青少年旅行村とアイリッシュパークという施設もあるとのことで、楽しみにして行きました。高島の駅前ではガリバー像が迎えてくれて、雰囲気たっぷり。ところが、びれっじに行ってみると、アイルランド館もパブも閉鎖されてしまっていて、がっくり。びれっじ内のほかの館に、アイルランド館で展示されていたらしいものが少し残っているだけでした。古い商家を改装して造ったという、びれっじの建物だけ楽しんで帰りました。その日は雨でしたが、せっかくここまで来たのだからと、びれっじでもらった地図を頼りにアイリッシュパークまで歩いていくと、広がる田んぼの向こうに立派な建物が。パークというからには公園か庭園のようなものを想像して行ったのですが、なんとそこは生涯学習センターでした。見学できるようなものはなさそうで、またがっくり。でも、あとで調べたところによると、このホールの屋根に配された釣鐘はアイルランドから寄贈されたもので、ホールの中にはアイルランドの地形と旧高島町の地形をかたどったアイリッシュ・ガーデンがあり、アイルランド国花のシャムロックも植えられているのだとか。見られなくて残念でした。アイルランド館とパブが復活してくれれば、高島にもまた行きたいと思うのですが……。Takashima_4_2 Takashima_2

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2008年5月24日 (土)

Item178 一乗寺その2

Ichijoji_3 Ichijoji_1 一乗寺といえば、忘れてはならないのが<葡萄ハウス家具工房>さん。和洋アンティークを扱うこのお店は、センスが光る品ぞろえでした。1階は食器棚や器、小物などが中心で、京都らしく和のものが充実していて、しかもリーズナブル。昭和っぽいガラスの食器など、欲しいものがいっぱいで困りました。2階は机や引き出し、椅子などが並んでいて、私の妄想がまたスイッチ・オン。「あの引き出しに文房具を収納し、あの文机を窓辺に置いて仕事をしたら、さぞかし……」。さてさて、このお店は倉庫風にいろいろな物がびっしりと置かれていても、見やすいようにきちんと整頓されていて、そんなところにもお店の人の気遣いが感じられました。お店の奥には家具を手入れする工房があるようで、金槌の音が聞こえてくるのもほほえましくて。近くにある2号店では北欧家具を扱っていて、本店とはまた違う雰囲気。2号店のディスプレイも素敵でした。

Ichijoji_2 その2号店のすぐ近くには、これまた忘れてはならない<恵文社>さん。本屋さんとは思えないお洒落な外観を見ただけで心が躍ります。「本にまつわるあれこれのセレクトショップ」というコンセプトのお店ですが、そのセレクトはすばらしいのひとことでした。普通の本屋さんだと、興味のないコーナーは素通りしてしまいますが、恵文社さんは、どのコーナーも目が釘付け! とくに、住まいや建築関係の本は、どれも全部開いてみたくて困りました。そして、本のディスプレイのしかたが、また素敵。葡萄ハウスさんから取り寄せたというアンティークの棚や机に、きれいに飾られていて、眺めているだけでため息が出ました。生活雑貨や文房具、CDなどのコーナーやギャラリースペースもあり、これらも目が離せません。こんな本屋さんが近所にあったら、一日中そこで過ごしてしまいそうです。恵文社さんで見つけたカレル・チャペックの旅行記『イギリスだより』を読みながら、しばらくは一乗寺の思い出に浸ることにしましょう。

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2008年5月23日 (金)

Item177 一乗寺その1

Teaholic_2 Teaholic_1_2 GWに出かけた京都と滋賀へ、また行ってきました。行楽シーズン、好天気、金曜日、給料日と、人出が多くなる要素が重なり、京都駅はたいへんな混雑。でも、鴨川沿いの遊歩道は空いていたので、自転車でのんびりと北へ向かいました。行く先は、前々から雑誌で見て憧れていた一乗寺。古都の風情を残しつつも、新しい洒落たお店が点在するこの町は、とても静かで、京都駅のあの混雑がうそのようでした。白川通を少し横に入ったところに、目当ての紅茶専門店<Tea Holic>さんは、ありました。白いドアと、お店の前に並べられているグリーンが印象的でした。店内は、すっきりした明るいインテリアのところどころにかわいい雑貨が飾られていて、ほっと心が和む空間。紅茶専門店というだけあって、さすがに紅茶の種類は多く、とくにアイスティーが充実しているようでした。グレープフルーツと紅茶のセパレートティー等々に心を引かれつつも、結局はいつものアールグレイ。「ミルクを入れてもおいしい」と書いてあったとおり、このお店のアールグレイは香りが少し控えめで、たしかにミルクに合いました。さらにおいしかったのは、ケーキ! 雑誌に載っていたバナナチーズケーキを注文するつもりでしたが、「オレンジのしっとりケーキ」というのを見つけてしまい、ついそちらを注文。このケーキ、スライスしたオレンジがたっぷり入って、しっとりした上品な生地も、やみつきになるおいしさでした。お店を切り盛りされている女性の方に尋ねてみると、ケーキは自家製とのこと。このお店は、日本紅茶協会から「おいしい紅茶の店」として認定されていますが、「おいしい紅茶とケーキの店」として認定されるべきだ!と思いました。今度はぜひバナナチーズケーキを食べに行かなくては。

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2008年5月22日 (木)

Item176 お手軽スコーンミックス

Greens_a スコーン作りって、簡単なようで難しいですよね。バターを指でつぶすのに、けっこう力がいったりして。スコーンミックスを使えば簡単ですが、なかなか思うような味は出ない……。でも、そんな悩みを解決してくれるスコーンミックスを見つけました。R.S.V.P.誌で紹介されていたGreen's スコーンミックスは、水を加えるだけで作れてしまうという、私のようなずぼら人間にはうれしいスグレものです。しかも、おいしい! 初めて挑戦したときには、生地が薄かったのとオーブンの温度が少し低かったので、柔らかいビスケットのようなものができてしまいましたが、2度目は生地を厚くしてオーブンの温度を上げたら、狼の口もしっかり開いた、香ばしいスコーンができました(写真の手前2つはプレーン、奥のものはダークチェリー入りです)。生地をあまりこねすぎないようにしたのも、よかったのかもしれません。たまたまその日、主人がパン屋さんのスコーンを買ってきてくれたのですが、それと食べ比べてみたところ、ふたりともGreen'sのほうがおいしいと意見が一致。R.S.V.P.編集部の方は「こういうスコーンミックスのわりにはおいしい」と言っておられましたが、「……のわりには」を抜きにしてもおいしかったです。このスコーンミックスを常備しておくと、明日急にお客様が来ることになった、というようなときでも困らずにすみそうです。Greens_b_2

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