Item114 タイルに魅せられて
今ごろになりましたが、お正月に出かけた世界のタイル博物館のご報告を。愛知県常滑市にあるこの博物館には、古代から近代までの世界のタイル約1000点が、地域別に分けて展示されています。とくに興味深かったのは、エジプトのピラミッドの中にあった世界最古の施釉タイルと、イギリスのヴィクトリアン・タイル。ヴィクトリア時代には銅板転写による大量生産が可能になったため、多種多様なタイルが生産されました。その一方で、従来の手仕事を見直すアーツ・アンド・クラフツ運動が興り、タイル・デザイナーのウィリアム・ド・モーガンは、手描きの傑作を残しました。この博物館ではその両方が見られます。また、館内の床の模様張りタイルも見もの。19世紀イギリスの教会や公会堂の床に使われたタイルを現在の技術で再現したもので、そのデザインは、Item37とItem84でもご紹介したハンター邸の玄関床のタイルをもとにしているそうです。右の写真は、イギリスのストーク・オン・トレントで使用されていたボトルオーブン(昇炎式の石炭窯)。こうした窯の説明もパネルで展示されています。下の写真は、帰りに寄った刈谷ハイウェイオアシスのデラックストイレ。カーペット敷きでソファーセットが置かれ、まるでホテルのロビーのよう。タイル博物館のコレクションがここにも展示されていて、びっくり!
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