Item153 わんことマジック
先日、『ユアン少年と小さな英雄』という映画を観てきました。19世紀のスコットランドに実在した忠犬の話をもとにした、心温まる映画でした。警察官ジョン・グレイが飼っているテリア犬のボビーと、貧困地区に暮らすユアン少年は仲よし。ところが、主人のグレイが亡くなってしまい、ボビーは主人のお墓の上で暮らすようになるのですが……。墓を守るボビーを追い払おうとする悪者の描き方が、いかにもという感じで子ども向けかなと思う面もありましたが、エディンバラ市長の役を演じたクリストファー・リーが、最後を引き締めていました。それに、とにかく映像が美しい! エディンバラの石畳の路地、緑広がる丘陵地帯、墓地の赤い落ち葉。そうしたものの色が、今も目に焼きついています。バックに流れるケルト音楽も、英国好きの心をくすぐってくれました。DVDでもう一度ゆっくりと観たい作品です。
もう一本、お勧めは『プレステージ』。舞台は19世紀末のロンドン。アンジャーとボーデンという二人の若きマジシャンが繰り広げるバトルを描いた作品です。冒頭は、過去や現在の話が入り交じって、少しわかりにくいところがあったのですが、あとはもうハラハラドキドキのトリックの連続で、すっかり引き込まれてしまいました。「130分すべてを疑え!」の宣伝文句に従って、目を皿のようにして観ていましたが、最後までオチに気づきませんでした。本当はデヴィッド・ボウイ見たさに映画館へ行った私でしたが、ストーリーのほうに気を取られて、その渋いお姿をじっくり眺めるひまがなかったので、これもDVDでもう一度、と思っています。
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先日、久しぶりに岡本界隈へ行きました。今日の目当ては<Honey House Stableford Green>さん。ここのティールームは、ニュージーランドのマヌカハニーを使ったケーキや料理が有名ですが、お店の雰囲気は英国風。場所は、私の好きな<NAIFS>という雑貨屋さんの近くということで、すぐ見つかると思っていたら迷ってしまい、しかもお店の名前が「ハニーなんとか」しか思い出せなくて……。NAIFSの店員さんと「この近くに英国風のティールームはないですか?」「ああ、ハニーなんとかというのがありますよ」「そうそう、そのハニーなんとかです!」というやりとりを繰り広げて、お互いに笑ってしまいました。雨の中、お店にたどり着くと、表でかわいらしいお花が出迎えてくれて、ほっと安心。中に入ると、バラのクロスがかけられたテーブルが並び、いかにも英国風でうれしくなりました。驚いたのはメニューの豊富さ。ロイヤルハニークリームティー、かぼちゃのはちみつケーキ、アフタヌーンティーセット、ベジタリアンサンドなどなど、あれこれ迷ったあげく、ショーケースの中でひときわ輝いていたサマープディングと紅茶をいただきました。サマープディングにはアイスクリームとホイップクリームがついてきて、プディングの中にゴロゴロと入っているベリー類と一緒に食べると、酸っぱさと甘さが混じって、なんとも幸せな味。紅茶はポットで出てきて、注し湯もしてもらえるので、ゆっくりと過ごせます。ポットにくっついている緑の葉っぱの形をしたものは、ハンドルホルダー。こうしたかわいいグッズを売っているコーナーもあり、また購買意欲をそそられてしまいましたが、とりあえず今回は、おみやげ用にスコーンを。スコーンはプレーンとクルミの2種類がセットになっていて、ホイップクリームもついています。けっこうしっかりしたスコーンなので、少し温めて、このクリームやジャムをつけて食べるのがお勧め。写真のハチミツは、同じく岡本にある<HAND IN HAND>という雑貨屋さんで買った、イギリスのMartlet Natural Food & Drink Ltdのもの。クランベリージュースが入っているところが魅力です。ここのお店は昨年リニューアルをして以来、輸入食品が充実して、買い物が楽しくなりました。ブリストルから入荷したばかりというローコム・オーガニック・アイスクリームにも興味津々だったのですが、これは次回の楽しみに。
前回に続き、滋賀の話題です。今回は大津。ここでハリーポッターのお菓子に出会えるとは驚きでした。<自然派イギリス菓子のダダダック>という、そのお店の「オーナー魔女」さんは、創元社から『ハリーポッターと魔法のご馳走』というご著書も出されている、クラリッジ玲子さん。こちらのお店のお菓子は、卵・牛乳・バターなどの動物性アレルゲンを使用していないため、あっさりした優しいお味で、カロリーも低め。安心して食べられます。種類もたくさんあるので、どれにしようか迷ってしまいますが、今回は「よくばりセレクション 三日月」という詰め合わせを買ってみました。セットの内容は、子がもクッキーにロックケーキ、ミンスパイ、糖蜜パイ、ラズベリー&アップルクランブル、バナナのスコーン、ショートブレッドと、イギリスの伝統的なお菓子&ハリーの大好物のお菓子がびっしり(今回はたまたまバナナのスコーンとショートブレッドがまだ焼き上がっていなかったため、かわりにクッキーを増量してもらいました)。ここへさらに無農薬紅茶とカスタード粉までついているという親切さです。どれもおいしかったのは言うまでもないのですが、中でもいちばん気に入ったのはロックケーキ。スコーンをもう少し硬くしたような、岩みたいにゴツゴツとしたお菓子で、とても素朴な味。中に入っているドライフルーツと生地との相性も抜群です。そのまま食べてもよし、電子レンジで温めてもよし。カスタード粉と牛乳で作ったカスタードクリームをとろ~りとかけて食べてもおいしかったです。ちなみに、こちらのお菓子はネットのほかに、クラリッジ玲子さんのご実家の和菓子屋さんでも購入することができます。私はお店のほうに買いに行ったのですが(正確には私は電話で注文しただけで、取りに行ったのも、お金を払ったのも主人^^なのですが)、この和風のお店にイギリスのお菓子が?という意外さが、また素敵でした。ダダダックの魔力に引きつけられてリピーターになってしまいそうです。
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