Item192 電気ケトル
イギリスに留学していたとき、お湯を沸かすのにどこの家庭でも電気ケトルを使っているのを見て、これがあればコンロを鍋専用に使えて便利だなと感心したものでした。日本に帰ったら私も電気ケトルを買おうと思いつつ、結局は、いつでもすぐに熱湯が出てくる電気ポットの便利さに負けて、そちらを愛用してしまっていました。でも、少し前に電気ポットが壊れたのを機に、ついに憧れの電気ケトルに買い換えました。選んだのは、イギリスの代表的な家電ブランドRussell Hobbs(ラッセルホブス)のもの。このケトルのすぐれているところは、まずはその湯沸かしのスピード。カップに1~2杯程度の分量なら、お茶の用意をしているあいだに沸いてしまいます(そのかわり消費電力も大きいですが)。ほかの電気ケトルに比べて容量が1.7リットルと大きいので、来客時でも大丈夫。沸騰後や空焚きをしてしまった場合には、自動的に電源がオフになるので安全だし、コードレスで表面も熱くならず、どこにでも置くことができるのも便利です。そしてデザインがシンプルで、まあるい形がかわいらしい。普通のやかんに似ているので、うっかり火にかけてしまう人も多いと聞きましたが、その場合でも底部を取り替えてくれるそうです(ただ、今はこの形のものはもう販売されておらず、カフェケトル・タイプに変わったようです)。細かいところにまで配慮が行き届いたこのケトルがすっかり気に入ってしまったので、今度は同じメーカーのトースターが欲しいなと思っています。これがまた素敵なんです。これでイギリス風のかりかりトーストを作る日を夢見ている今日このごろです。
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主人の両親が以前住んでいた家は、今はほとんど使わなくなり、当時の生活用品などがそのまま残っているのですが、その中に珍しいものを見つけました(それをしっかり私がいただいたのは言うまでもありません)。キング・オブ・キングスというスコッチ・ウイスキーの陶製ボトル(中身は空)です。このお酒は、明治初期からオールド・パーの子会社によって日本へ輸入されるようになったそうで、オールド・パーとほぼ同じ原酒を使用して日本向けに特別にブレンドされたその味は、柔らかで甘く、根強い人気を持っていたそうですが、残念ながら、もうずいぶん前に製造中止になったとか。お酒は弱い私ですが、香りだけでも嗅いでみたかったな。もしかしたら、古いバーなどではまだ飲めるかもしれませんので、ご興味がおありの方は探してみてください。
我が家の玄関を入って最初に目につくブリティッシュ・グッズは、この陶製のポプリ・ポット。たしか、もう何年も前に神戸そごうの催し物会場で衝動買いをしてしまったものです。ナショナル・トラストとロイヤル・ドルトンのコラボ製品というところに気を引かれて買ったと記憶しています。香りの中ではオレンジがいちばん好きな私ですが、このポットの中に入っていたポプリはラベンダーの香り。それなら玄関がいちばん合うかなということで、以来ずっと下駄箱の上で活躍してくれています。なにしろこのポットには蓋がついているので、ポプリに埃がたまりません。なので、ポプリはお掃除や買い換えの必要がなく、香りが薄れたらオイルを垂らすだけ。ものぐさの私にはぴったりです。このポットはこれからもずっと、この網目模様のあいだから爽やかな香りを送り続けてくれることでしょう。
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