2010年10月15日 (金)

Item227 オックスフォードミステリー

Lewis 今月からチャンネル銀河で『オックスフォードミステリー ルイス警部』の放送が始まりました。「コリン・デクスター原作の『主任警部モース』シリーズのスピンオフとして2006年に登場、その後シリーズ化されている人気刑事ドラマ」ということで、モースを観ていなくてもわかるのかしら?と思いつつ観始めたら、おもしろくて。まずは、オックスフォードの景色! あそこは行ったなあと懐かしく思ったり、ここはこんなに変わったのねと驚いたり。ときにはストーリーそっちのけで見入ってしまいますが、謎解きも凝っていて、よくできているんです。それに、ルイス警部の相棒のハサウェイ刑事が、とっても魅力的。いかにもイギリス人という感じのクールさで、ルイス警部より優秀なんじゃないかしらと思うほどの物知りなのですよね。このコンビが、何か調べものをするときにはオックスフォード大学の図書館へよく行くのですが、被害者の手帳にあったギリシャ文字の解読を図書館員のおばさんに頼むと、「あなた、大学はケンブリッジね? だから、こんなものも解読できないのよ」と言われて、ハサウェイがにやりとするシーンが印象的でした。きついことを言われていながら怒るでもなく、なかなか賢いジョークを言うじゃないかって感じで、ふふんと笑うところがいかにもイギリス的やりとりで、私も思わずにやりとしてしまいました(^^)。そのほか、モースを観ていた人にしかわからない、しゃれたシーンもときおり登場しているようなので、そのうちモースも観るはめになりそうです。。。

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2009年3月 3日 (火)

Item193 マナーハウスの生活

Manor_a どうしても観たかった『MANOR HOUSE マナーハウス 英國発 貴族とメイドの90日』(株式会社プレシディオ)のDVDを、ようやくオークションで手に入れました。「エドワード王時代のイギリスを再現すること」という使命を負った現代人20人が、マナーハウスを舞台に、貴族と使用人に分かれて100年前の生活を忠実に再現するという番組です。2002年にイギリスのチャンネル4で放送された際にはシーズン最高視聴率を記録したということで、おおいに期待して観ましたが、期待よりはるかにすばらしいできばえで、実におもしろかったです。当時の暮らしぶりが手に取るようにわかることはもちろんですが、演技の経験があるわけでもないみなさんの役者ぶりにはびっくり! とくに執事のエドガーさんは、この人がいなければこの番組は成り立たなかったのではないかというくらいの、はまり役。その凛とした姿を、ぜひご覧になってください。本編のみのDVD3枚組が一般発売されていますが、お勧めはやはり、映像特典『マナーハウスガイド』(DVD2枚組)と冊子特典『エドワード朝生活の手引き』がついたスペシャルBOX。映像特典では、英国で著名な料理研究家ヒュー・フィンリー=ウィッティングストール氏が、本編で紹介されていた料理や美容法などを再現しています。冊子特典では、『エマ ヴィクトリアンガイド』(エンターブレイン)で知られる村上リコさんが、100年前の英国の生活や、メイドや執事の役職について詳しく解説。『エマ』(エンターブレイン)の作者の森薫さんと、『レディー・ヴィクトリアン』(秋田書店)の作者のもとなおこさんの特別描きおろしもついています。本編を観たあとでこれを読むと、おもしろさ倍増。少し値段は張りますが、それだけの値打ちはありそうです。Manor_b_2

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2008年12月 6日 (土)

Item189 美しい姉妹

Boleyn 少し前になりますが、『ブーリン家の姉妹』を観に行ってきました。イングランド国王ヘンリー8世の寵愛をめぐって、ブーリン家の美しき姉妹アンとメアリーが確執を深めていくさまを綴った作品ですが、エリザベス1世の母であるアンのまわりにはこんな愛憎劇が存在したのかと驚かされました。さらに驚きだったのは、姉アン役のナタリー・ポートマンと妹メアリー役のスカーレット・ヨハンソンの美しさ! ふたりともみごとに役を演じきっていて感心させられました。衣装やアクセサリーのすばらしさにも目を見張りました。なかでもイニシャルをかたどったペンダントが印象的で、レプリカが欲しいと思うほどでしたが、あとで調べると、けっこうなお値段で。自分のイニシャルとは違うし……ということで見送ってしまいました。さて、このところ仕事を1本終えると、自分へのご褒美ということで映画を観に行き、その帰りにスパへ寄る、というのが恒例になりつつあります。いつも行く映画館は、会員になるとエグゼクティブシートがいつでも割引で利用でき、その快適さにはまっています。映画館からスパまで続いている並木道がまたきれいで、今回は紅葉真っ盛り。こんなに大きなモミジってあるの?というくらい大きな葉っぱが真っ赤に染まり、目を楽しませてくれました。スパに行くと、今回は日替わりの湯が「アイルランドスパ」で感激。アイルランドの海をイメージした入浴剤が入っているそうで、アイルランドの海を実際に見たこともないのに、その風景を思い浮かべ、すっかり行った気分になって帰ってきました。自宅でもこの入浴剤を使いたいと思い、調べてみたら業務用しか売っていないそうで、1万円以上したので、これもまた見送り。でも、秋の日のいい思い出になりました。

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2007年9月12日 (水)

Item155 英詩に魅せられ

Poem_a_2 このごろ、英詩がおもしろいと思うようになりました。LaLa TVで放送されている『英詩紀行』(双日株式会社からDVDも発売されています)を観たのがきっかけです。この番組は全30回で、毎回、バーンズやワーズワースなどイギリスを代表する著名な詩人の詩1編と、その詩が作られた舞台や詩人の人生が、美しい映像で紹介されます。この映像だけでもじゅうぶんに楽しめるのですが、英語学習者にとってうれしいのは、原詩と訳詩のテロップが出て、それをさらに朗読してくれるところ。原詩の朗読はBBCアナウンサーによるもので、美しい英語を堪能できます。訳詩の朗読は俳優の山本耕史さんで、その声がとても素敵。繊細で情感たっぷりで、いかにも若い詩人が語りかけてくるかのようです。30編の詩の中で最も印象的だったのは、チョーサーの『カンタベリー物語』。翻訳でしか読んだことがなかったので、原詩がこんなにみごとに韻を踏んでいるとは知りませんでした。

Poem_b_2 というわけで、難解だと思って今まで敬遠していた英詩をもっと読んでみたくなって、何かいい本はないかと探していたら、こんなおもしろい本に出会いました。『英詩のわかり方』(阿部公彦著、研究社)は、私のような英詩入門者にはぴったりの一冊。「ワーズワースがぴんと来ない人は、どうしたらいいか?」というように、詩の読み方を具体的・丁寧に説明してくれるので、読んでいると国語の授業を懐かしく思い出します。「Nowとは、いつのこと?」というように、英語の読み方も教えてくれるので、翻訳の勉強にもたいへん役立ちました。これから何度も読み返す本になりそうです。

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2007年7月24日 (火)

Item153 わんことマジック

Ewan 先日、『ユアン少年と小さな英雄』という映画を観てきました。19世紀のスコットランドに実在した忠犬の話をもとにした、心温まる映画でした。警察官ジョン・グレイが飼っているテリア犬のボビーと、貧困地区に暮らすユアン少年は仲よし。ところが、主人のグレイが亡くなってしまい、ボビーは主人のお墓の上で暮らすようになるのですが……。墓を守るボビーを追い払おうとする悪者の描き方が、いかにもという感じで子ども向けかなと思う面もありましたが、エディンバラ市長の役を演じたクリストファー・リーが、最後を引き締めていました。それに、とにかく映像が美しい! エディンバラの石畳の路地、緑広がる丘陵地帯、墓地の赤い落ち葉。そうしたものの色が、今も目に焼きついています。バックに流れるケルト音楽も、英国好きの心をくすぐってくれました。DVDでもう一度ゆっくりと観たい作品です。

Prestige もう一本、お勧めは『プレステージ』。舞台は19世紀末のロンドン。アンジャーとボーデンという二人の若きマジシャンが繰り広げるバトルを描いた作品です。冒頭は、過去や現在の話が入り交じって、少しわかりにくいところがあったのですが、あとはもうハラハラドキドキのトリックの連続で、すっかり引き込まれてしまいました。「130分すべてを疑え!」の宣伝文句に従って、目を皿のようにして観ていましたが、最後までオチに気づきませんでした。本当はデヴィッド・ボウイ見たさに映画館へ行った私でしたが、ストーリーのほうに気を取られて、その渋いお姿をじっくり眺めるひまがなかったので、これもDVDでもう一度、と思っています。

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